勝手に傷付き、勝手に怒る人たち
何の攻撃もこちらがしていないのに、勝手に「傷付いた!」と騒ぎ立てたり、
「あいつらは考えが足りない!!」と勝手に怒り狂っている人がいる。
こちらがしているのは、自分のしたい企画があって、
その目的、メリット、懸念事項、これから必要となってくるであろうことを、
筋道を立てて話をしているだけ。
だけど、何だかよくわからないのだけど、わめき散らしてこちらを妨害してくる人がいる。
推察するに、そのわけわからんことをわめき散らしている人の根底にあるのは、
「恐れ」の感情。
①新しいことを始めることへの恐怖。
→見通しが持てないのは不安。失敗したら責められるのではないか。(ちなみに当の本人は別に批判されるような立ち位置にはいない。はっきり言って部外者なんだけど、組織のどこかしらに対して、何らかの批判があっただけで、なぜか自分も責められたと勘違いする。)
②自分の知らないことが進行していくことで、職場での自分の立場が弱くなるかもという恐れ。
→普段、何となく声のデカさと態度のデカさでマウントを取っているつもりだが、実際はそんなに支配できていないと心のどこかでは気がついているので、自分が口を出せない(わからない)企画が進んでいくことで、ますます口を出せなくなるのではないか、自分の支配が及ばなくなるのではないかと感じている。
③自分が相手より劣っているのかも。。。と感じ、自尊心が脅かされることへの恐れ。
→自尊心が高くないから、普段から「あいつのが私よりできるんちゃう!?私、負けてるんちゃう!?」という訳のわからない争いを心の中で繰り広げている。負けたくない相手が活躍をしていると、相対的に自分が負けている気分になり、結果的に自分の自尊心を守るために、自分を高めるのではなくて相手を引き摺り下ろすことに躍起になる。
と、偉そうに分析をしてみたのだけど、
最終的に行き着くのは、「それって、私の問題ではない。」という結論。
対保護者の時にも感じたんだけど、
こちらの意見を述べた時に、それを「傷付いた」とか「腹が立つ」って受け取るのは
受け手側の問題なのね。
「〇〇という方法がいいと思います。」
と、意見を述べた時に、そこにあるのは「その方法がいいと思う」という、ただそれだけ。
でも、よくあるのは、その言葉の裏を(勝手に)一生懸命読み取って、
「え、それって私の方法が間違ってるって言いたいの!?」「え、私、責められてる!?」
「こいつ、偉そうなこと言いやがって。」などと(勝手に)傷付いたり、怒ったりしている。
そりゃね、そういう心の動きは私も経験があるし、相手との関係が十分に築けていない場合には
そんな感情のすれ違いは沢山起こりえる。
しかし、しかしだね。
そんなこともあるから、沸き立ってくる怒りや悲しみの感情を一旦脇に置いて、
「たしかにその方法もありね」、と思えるのが大人なんじゃないかと思う。
そして、怒りや悲しみの感情は、きっと自分の弱い部分(コンプレックス)に関係しているから、
その感情を鏡にしながら、自分の心に向き合うことが大事。
と、自分では思っているので、
勝手に傷付いたり怒ったりしている人に対しては、
自分の弱さを私にぶつけないでくれよ、いい大人なんだから、と感じる。
もちろん、誰にでも弱さはあるし、弱さを抱えながらみんな生きていると思うから、
感情のぶつかり合いはどこでも起きる。
そうなんだけども、弱さに向き合わずに、ただただ傷つきと怒りを振りかざしている人には、
おいおい、それはちょっと違うだろ、と言いたくなる。
あなたの悲しみや怒りの感情の源は、私の態度ではなくて、あなたの心の弱さですよと。
ただ、私の場合は「お前が弱いだけだろ。」という威圧感を醸し出したり、
ひどい時には論理的な話を続けて、相手が反論できないように力でねじ伏せようとしてしまうから、
北風と太陽の北風のようになって、相手の殻を固くしてしまうのだと思う。
太陽のように、その人のことを包み込んで、
自尊心を満たしていくことが必要なのかも・・・と
漠然と感じてはいるんだけど、今のところ、
そこまで配慮する気もないし、何だかなぁと思う。
組織の中での振る舞いは、なかなか難しい。