【映画】それでも夜は明ける (12YEARA A SLAVE)
最近、黒人差別に関するニュースがたくさん流れてくる。
自分の知識のなさに悲しくなって、Amazon primeを検索してみた映画。
アメリカで起こった実際の事件を映画にしている。
音楽家として生活を送っていた主人公(ソロモン・ノーサップ)が、
ある日突然誘拐され、アメリカの南部へ奴隷として売られてしまう。
1841年に誘拐された主人公は、そこから12年間奴隷としての人生を送り、
奴隷から解放された後にその時の記録を本として出版したのが原作らしい。
始終、見ていて心がざわざわした。
辛かった。
至る所に、差別が散りばめられていた。
これが、実話を基にしているのが信じられないほどに。
奴隷を買った白人は、奴隷を「財産」だと主張する。
同じ人間だとは思っていない人もいた。
レイプもあった。
後から調べたことだけど、
南部の黒人の多くに、白人の血が混じっているらしい。
望まない妊娠がたくさんあったんだろうと思うと、心が重くなる。
思い通りに動かなければ、ムチ打ち。
殺すことに対してもなんとも思わない。
奴隷制度に疑問を持つ人もいたみたい。
でも、結局行動には至ってない。
それって、何も変わらない。
奴隷解放宣言が出されて、合衆国憲法が修正されて、もう150年も経っている。
だけど、今もなお、黒人に対する差別は続いている。
怒りがわいてくる。
差別する権利なんて、誰にもない。
差別されない権利は、みんなが平等に持っている。
おかしいと思ったことは、おかしいと声を上げる。
差別はダメだと、言い続ける。
差別を受けている人たちだけが戦う社会ではいけないと思う。
「あなた、関係ないじゃん」って言われたとしても、
私も一緒に戦わなきゃって思った。